地元大工であった田山恒男(父)が53年前、小美玉市(旧小川町)で工務店として創業しました。木造在来工法の新築住宅やリフォームを手がけながら、地域の皆様に大変お世話になっております。
昭和40年に小川町(現小美玉市)で生まれ、土浦の工業高校建築科を卒業後昭和59年に家業に入りました。父親の働く姿を見ていたからでしょうか、物心ついたころには建築の仕事を目指していたかもしれません。
よく聞かれます(笑)。長男が「家業を継ぐ」と言って、横浜の大学を卒業後に戻ってきたのがきっかけですね。実は、当初は考えてなかったのです。息子2人が大学を卒業したので、あとは夫婦2人でゆっくり暮らせれば…と思っていました。家は建てた後のメンテナンスが大切なので、私が現役で責任もってやれる範囲までやろうと思っていたのです。ところが、長男がこの仕事をやることになって、これから先の目標というか責任がでてきまして、株式会社に改組してこの先も頑張ろうという気持ちが強くなりました。
冬暖かくて、夏涼しい、そして高性能の家をつくることです。これって当たり前のことなので、特別なことではありません。この仕事は、自分の仕事が残るのです。満足して頂ける良い家をつくらないと、もうその地域では注文して頂けなくなります。言い換えれば、自分の商売を守るためにも、誠実に良い家をつくることしか考えていません。
今までの信頼関係を「個人」から「会社」へと拡大するわけですから、会社組織としてのコンプライアンスの明確化や、営業やメンテナンスの更なる効率化によって、施主様が安心して依頼して頂ける組織にしたいと思います。規模と売り上げの拡大というわけではなく、さらなる「安心」の拡大が当面のビジョンとなります。
先代が創業して53年もの間、地域の皆様に支えられてきましたことに、心より感謝しております。2014年より株式会社田山建設として改組したことを機に、さらにご満足頂けるような仕事をしてまいりますので、引き続きご愛顧の程、宜しくお願い致します。
株式会社田山建設
代表取締役 田山 文男