By 田山建設 on 2020年08月30日(日)
Category: Blog

大工の仕事

​こんにちは。

茨城県水戸市・小美玉市を中心にパナソニックテクノストラクチャー工法で注文住宅の地震に強い家づくりをしている田山建設の田山真由美です。

田山建設の社長は大工さんです。

今はあまり現場には出ていませんが、18歳の時から先代のもとずーっと現場で技術を磨いてきました

今はプレカットで木材の加工をしていますが当時は墨付けから刻みまで自分でやっていたんです。

墨付けとは木材に加工をするための目印をつける事です

そして刻みとはその目印に合わせて加工をすること。

墨付けをするためにはまず板図というものを書きます

それは一枚の板に平面図などを書き各部の位置がわかるように番付をしていくことです。

番付は横にい、ろ、は、に・・・・縦に一、二、三・・・とつけていきます

すべての柱や梁にこの番付がふられ建前の時にはこの番付通りに組み立てていくのです。

間取りを決めて板図を書き墨付けをして刻む。

この作業を全部自分でやっちゃうんだから建築素人だった私には驚きしかありませんでした

なので上棟の時に一つのミスもなくスムーズに立ち上がった時はすごく感動しましたね。

中には墨付けを間違ってしまう大工さんもいるようですが

「俺は一度も間違えた事がない!!」と上棟のたび自慢げに話していた文男氏です

初めて先代から上棟までのすべてを任され無事にやりとげた時

先代がとても嬉しそうに見ていた様子を今でも思い出します。

それぐらい大工にとって重要な作業なのですね。

「いの一」「ろの三」など、プレカットで加工している今でもこの番付がふられています、

その番付を見ると当時を思い出して懐かしくなります

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