こんにちは!
茨城県小美玉市の工務店、田山建設です。
さて、今回は某ハウスメーカーが収納スペースにスキップフロアを活用されて以来、
いまだ人気のスキップフロアの住宅とそのデメリットについても書いていきたいと思います。
そもそもスキップフロアってどんなイメージかというと
↓こんな感じで1階と2階の間に空間を作ったり、地下を作ったりと半階ずらした床を設けた住宅のことです。
メリットとしてはドアを設けず段差を使うことで空間を仕切っているためそれぞれの空間を有効に使えますし開放感もあること
また家族とつながりを感じることができるためキッチンで家事をしていても“一人でさみしい”なんていうこともありません。
(スキップフロアのモデルハウスを弊社でもオープンしますのでぜひ実験してみてください)
さらに中二階ということなので天井高が高くとれます。例えば上の画像でリビング(テレビとソファーが置いてあるとこ)だと
天井高3800mmとれます。ものすごい開放感です。
(実はここまで天井高がとれるところも田山建設の強みなのです)
これだけだとスキップフロアいいじゃん!ってなりそうですが実はデメリットもあります。
スキップフロアのデメリットその1
構造が複雑になるため耐震性能を確保するのが難しい
これは半階を設けることで2階の床がそこで途切れてしまうため、地震の力を逃がしにくい構造になります。そのためしっかりとした構造計算を行わないと地震が発生した時に倒壊してしまうなんてこともありえます。
ただ構造計算と言っても壁の枚数を数えるだけの壁量計算レベルではダメです。
(木造住宅ではよくやられている計算です)
スキップフロアだからこそ壁量計算以上、そして耐震等級3の取得にはこだわってください。
スキップフロアのデメリットその2
階段による昇降回数が増えるので年配の方には不向き
リビングとダイニング、リビングと寝室を移動するのに階段を利用する必要があるので年配の方には不向きな住宅です。(逆に若い夫婦は運動になるのでおススメです。)
スキップフロアのデメリットその3
小さいお子さんには危険
三歳未満のお子さんは階段が多く設置されているので転んだりしてケガをする危険もあります。
奥様も常に見張っていないといけないので気が気でないでしょう。
(田山建設のモデルハウスは夫婦∔小学生のお子さん2名を想定しています)
このようにメリットの裏側には必ずデメリットがつきまといます。
一生に一度のお買い物ですので住宅をこれから購入される方に失敗はしてほしくありません。
購入前には十分検討してください。
さてここからは告知です。
田山建設でも10月19日、20日にスキップフロアの家をオープンいたします。
今回のスキップフロアのモデルハウスではフリースペースをキッズスペースにしています。
↓イメージですがこんな感じで子供が遊べるような空間です。
また、壁は黒板塗料で落書きし放題ですが簡単に消せるので子供と奥様も大喜び間違いなしです(笑)
ぜひお越しいただいてスキップフロアの魅力、楽しさをご体感ください。
(あ、もちろん耐震等級3で計算は壁量計算以上ですよ。)