こんにちは。
茨城県小美玉市・地震に強い家づくり。田山建設の田山真由美です。
今から50年ぐらい前の話です。
母が教師をしていて忙しかったこともあり私は幼稚園に入園するまで母方の祖母の家に預けられていました。
祖父は私が生まれる前に亡くなっていたので祖母との二人暮らしです。
明治生まれの祖母はもちろん運転免許なんてありませんから移動手段は徒歩かバス
小さな子供の面倒を見ながら買い物はどうしていたんだろ?
と思い出してみると、老人と幼児には少し遠いけど歩いて行けるところに雑貨や日持ちのする食料品が売っているような商店があった。
それとお肉屋さんもあってお惣菜なんかも売っていた。
よく歩いて買い物に行ったんだ。
あ、それと楽しみだったのが「りんごやさん」
りんごやさんがいったい何なのかはよく覚えていないんだけど
千昌夫の「星影のワルツ」を大音量で流しながらやってくるトラックなのだ。
まあ「りんごやさん」というからには果物を売っていたんだろうと思うけどその辺の記憶は全くない。
ただ「星影のワルツ」が遠くから聞こえてくると
「おばあちゃ~ん、りんごやさんきたよ~」
と、通りに出てトラックが来るのをワクワクして待っていた と思う。
まあ。5歳ぐらいまでの記憶だからどこかで勝手に変換しちゃってるかもしれないけどね。
今、車の免許を返納した高齢者が買い物などに行けなくなり不便で困っている。
特に私の住む小美玉市は公共交通機関がほぼ機能していない状況で循環バスも利用しづらいのか乗客なしで走っているのをよく見かける
50年前の田舎町には小さな商店が集落ごとにあったから車に乗れなくても買い物ができた。
そして時々はトラックが行商にやってきた。
あーそういえばお魚とかも売りに来ていたような気がする。
もうあの頃みたいな行商ってやってるお店はないのかな?
やってくれたらいいのに。
きっとうれしいと思うおじいちゃんやおばあちゃんがたくさんいると思うんだけどな。
通販やネットショッピングでいいじゃん
と思うかもしれないけど、それってできる人ばかりじゃないからね。
少なくとも私の周りにはできない人が圧倒的に多いよ。
なんか昔に戻るんじゃなくてさー
あの頃の良かったところをいかしてお年寄りの困ったが解決できるといいのにね。
地方には地方の暮らし方ってあるんじゃないのかなっておもうよ。
それにしても50年前を思い出せるような年齢になったことにちょっとびっくりだよ。